くま笹とは

くま笹とは、日本の高原地帯、北海道の山野で主に生息し、先がとがった細長い葉が特徴のイネ科の植物です。(※)秋冬の葉が枯れるころに、葉の縁が白くなる様子から、歌舞伎役者の「隈取り」になぞらえて「隈笹」と呼ばれるようになったことが始まりと言われています。(※お米にアレルギーをお持ちの方は、アレルギーが出る場合がございます)

くま笹は防腐効果が高く、ちまきや笹もち、笹ずしなどの携帯食を包むのに使われていました。豊富な栄養を含んでいることも分かっており、中国では漢方薬などで使用されています。

※原料となるくま笹採取の風景(大雪山の麓の広大な場所で採取しています)

くま笹茶の特徴

くま笹茶とは、くま笹を煎じて入れたお茶のことです。

くま笹にはミネラルやビタミン類をはじめ多くの栄養が含まれていることに加え、ノンカフェインですので、カフェインの摂取を控えている人や妊娠中の人も安心してお召し上がりいただけます。

味はスッキリしていて、苦味も強くありません。普通の緑茶やほうじ茶と同じ感覚でお召し上がりいただけます。

くま笹茶の効能

・口臭対策

くま笹は植物なので、葉緑素の成分「クロロフィル」が含まれます。ガムなどにも使われる成分であるクロロフィルには殺菌・脱臭作用があり、口臭を抑える効果が期待できます。

・動脈硬化の予防と免疫力対策

くま笹に含まれるフラボノイドや食物繊維には、コレステロールを吸着する性質があります。血栓の生成を抑制して動脈硬化を防ぐ働きがあるとされています。さらに、くま笹には傷ついた細胞の修復作用や、健康な細胞の保護作用があるので、免疫力を保つのに効果的です。

・高血圧の予防やデトックス作用

くま笹に含まれる食物繊維や葉緑素には、悪玉コレステロールが腸管から吸収されるのを妨げる働きがあります。また、細胞を活性化する働きがあることから、血圧を安定させ高血圧を予防する効果も期待できます。さらに、肝臓における解毒機能の促進により、血液をサラサラにする効果が期待できます。

・貧血予防

くま笹には骨髄に働きかけることで造血を促す作用があるため、貧血対策に効果が期待できます。

・便秘改善

くま笹には、植物の細胞壁を構成する「リグニン」という成分が含まれています。リグニンは不溶性食物繊維の一種で、大腸を刺激することにより排便を促す作用があります。また、腸内で善玉菌のエサとなり、腸内環境を整えることにも役立ちます。

 

くま笹茶の淹れ方

1. 急須や鍋に茶葉と水を入れて、じっくりと弱火で火にかけます。

2. ほんのり甘い香りがしてきたら、カップに注いでお召し上がりください。